Works
作品
斜格子の離れ / 再生建築
第14回建築九州賞 奨励作品・LIXILフロントコンテスト2019小規模施設部門 銀賞作品
建物は柱をH型鋼(100*100*6*8)と角鋼(60*60*2.3)、そして梁をH型鋼(200*100*5.5*8)の鉄骨造を基本としている。ただし、屋根の水平面については、910ピッチで120*45の杉材を斜めの格子状に配置することで剛性を確保し、全体として鉄骨と木による混構造となっている。眼前に広がる山や田園の景観がこの場所の特性であり、クライアントの原風景でもある。天井の自然木を内から外へも連続することで外の自然を一体で感じることのできる空間を目指した。平面計画としては、床面積の半分以上がフリースペースとなっており、広い土間のような空間として使用されている。そこには永く育ち続けたどんぐりの木があり、移植することもなく、同じ場所でこれからも共に生きていけるように建物の形状を工夫している。
Data / データ
- 敷地面積
- 1786.80m²(540.50坪)
- 建築面積
- 156.96m²(47.48坪)
- 延床面積
- 145.64m²(44.05坪)
- 建築場所
- 福岡県宗像市
- 構造
- 鉄骨造・木造
- 規模
- 地上1階
- 竣工
- 2020年4月
- Photographer
- イクマサトシ